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寄せられた参考例reference

2017年10月 都営住宅の家具転倒防止                        

玄関の靴箱

転倒すると出入りができなくなるので上部はマジックテープで壁に貼り付け
下部はノンスリップシートで滑り止め。
リビングボード        
3.11では倒れはしなかったが30cmほど前に歩いたそう。下部に滑り止め、上部はL字金具止め。中段の電子レンジ・オーブントースターの脚にはノンスリップシートを敷いて落下防止。    
          

食器棚
下部に安定板とノンスリップシート、上部は鴨居にL字金具止め。
  

冷蔵庫
背後はコンクリート壁。上部梁との隙間10cmにスタイロフォームくさびを打ち込んで固定。下部調整脚にノンスリップシートを敷いて滑り止め。
   

居間のタンス
梁下3cmほどの間に収まっている。安定板を敷いてあり、「地震が来ても引っかかって倒れないでしょう?」
と聞かれた。震度5位までなら引っかかってくれるがもう少し強い揺れだと2,3回ガタガタとなって抜け出して、倒れる。安定板は滑りやすいのでノンスリップシートも追加したうえで上部をクサビ止め(3cm位の隙間なのでスタイロフォームは使えず、木のクサビ)。
  

仏壇
たまに仏事の時動かす、またネジは打ちたくないとのことで、結束バンドベースを貼り、とりはずせるリユースタイプの結束バンドでふすま枠柱に簡易固定。
 

寝室のタンス
つけ鴨居よりも背が高い。側面にL字金具で止めることもできるが、長年大切に磨いておられるタンスなので穴をあけたくない。他方倒れると手前のベッドに寝ているちょうど顔の位置を直撃することになる。それで側板背面をマジックテープ貼り付けの上、目立たない天板と鴨居板の上面にアイストラップをビス止めし結束バンド固定。下部は安定板を入れてあったが、ノンスリップシートを追加。
  
                             
 かかった費用は8点で\5,110。同じ間取りのもう1戸は7点で\3,000でした。
用意されているつけ鴨居


 家具転倒防止用にアンカーボルト固定された丈夫なつけ鴨居が用意されているのだが、伝統的なタンスはこれより背が高い。側面に金具を打つとしても2つ並んで配置されていると間の金具が打てない、等で手つかずになっているのではないかと思われる。
 全般にスペースがなく危険大。今回は独居世帯であったが、子育て世帯であればなおさら。心ある方は対策を進めてほしい。引き続き手伝いますので。


2017年5月
マンションの食器棚(3連)を梁との隙間にクサビを打って固定。
後ろはリビングで引き戸があってねじ止めができない。電動ドライバーも狭くて使えないのでクサビ止めとした。クサビ3セット使用。
下側のクサビは突き当て相手がないので、両面テープで食器棚天板に貼り付け、上側のクサビにノンスリップシートを乗せて打ち込む。
          食器棚の底には先にノンスリップシートを敷いておく。
          自治会の女性役員さんも慣れた手つきで20分くらいで完了。この後、化粧          用の壁紙をぐるりと張るのは奥さんにやってもらうようにした。

2017年2月  
感震ブレーカーを外出時にオン、帰ってきたらオフにする使い方
左:作動テスト
下:外出時オンにして出る。帰宅時ははずして脇の壁のマジックテープにく  っつけて置く
  バネ式は洗濯バサミの口にノンスリップシートをかませて挟む。そのま  までは作動時に滑ってブレーカーが落ちないので。

 2017年1月 絵画・額縁の簡易固定

 発泡樹脂いたをクサビ型にカットし、建築用両面テープで貼りつけ、壁側はマジックテープにて貼り付け。

                

2016年8・9月 熊本仮設住宅支援 

風呂、トイレに行く途中の手摺を追加
壁の下地の間柱が手摺の取付け部にないので板材を両面テープで貼りつけて補強の上ネジ止めし、それに手摺を取り付け。
間柱の位置を捜す道具は家具固定用の下地センサーと針式下地探しで確認。
少し足の不自由な92歳のおばあちゃんは風呂に入る時、縁をまたぐのに一苦労。滑って転んだとのことで、滑らないマットと発泡スチロールの煉瓦を両面テープで貼り合わせて踏み台を置いた。出る時に立ち上がるために手をつく手摺を1本追加。

このおばあちゃんは地震の時は寝ていて、タンスが頭の上に倒れて来たが、ベッドの枠で止まって直撃を免れて助かったとのこと

仮設住宅はスペースがないので大きな家具は持ち込めない。場所をとらない棚が欲しいというのが切実な要望だったので、組み立て式の突っ張りランドリーラックをホームセンターで買ってきて設置。
かなりゆらゆら揺れてものが落ちそうなので、天井との押し当て面に両面テープを貼り、中間の柱は3ヶ所ベースを壁に貼り結束バンドで縛った。
キャスターのついたラックはキャスターホルダーで移動防止。上の電子レンジは落ちないようノンスリップシートを敷いた。
冷蔵庫は背面に取っ手が出ていないものがあり、バンドで固定できないのでマジックテープで直接壁に固定した。
取っ手の出ているものは壁の下地にアイストラップをねじ止めし、結束バンドで固定。

小さいおばあちゃんは物干竿に手が届かない。背伸びして転落しそうで怖い。
一段下がった所へワイヤーでもう一本竿を吊り下げた。

2016年8月 子供と大型テレビ

7,5,3歳の子供がいる家庭。
かくれんぼをしてテレビを倒しそうになる。小さい子にはこれだけ大きいテレビが倒れてくると危険。
後ろが窓なのでうまく支えが取れない。
アルミサッシとテレビの背面に結束バンドベースを貼りつけ、
取り外しできる結束バンドで輪っかを作り、間をワイヤーでつないだ(紐でも良い)。
台とテレビ脚は両面テープで貼りつけ。台の底にはすべりどめにノンスリップシートを敷いた。
ガラスの飾り棚も倒しそうで怖い。
足にスベリ止めのノンスリップシートを敷いた上で、頭と壁の間の寸法を測ってスタイロフォームをカットして壁に両面テープで貼りつけ、鉄枠側はマジックテープ止め。
子供達に地震が来たらテーブルの下にもぐるよう言っているのだそう。
フローリングではテーブル自体が大きくすべって挟まれることもあるので、脚にスベリ止めのノンスリップシートを敷いた。
その他子供部屋の低い本棚などにも敷いた。これらはお母さんとお兄ちゃんにリフターを使って自分たちでやってもらった。冷蔵庫と食器棚は板を差し渡したうえでL型金具や結束バンド固定。これは慣れないと無理なのでこちらで。

2016年6月   グランドピアノの固定

  三脚の中心あたりで、床フローリング下の根太を下地センサーで探し、アイボルトをつけた凸型金具をねじ止め、車輪根本にワイヤーとターンバックル3本で引っ張った。車輪止めのインシュレーターの底にはノンスリップシートを敷いて滑り止めとした。費用は¥2,300.-。

2016年3月

                電動保温ジャーの転倒落下防止一体型はちょこちょこ持ち運ぶのでくっつけてしまうことが出来ない。下にノンスリップシートを敷き、取っ手を壁のフックにかけられるようにした。フックは冷蔵庫の側板に着けて使っているマグネット式のものを転用、両面テープで壁に取り付けた。
炊飯器は足の下にノンスリップシートのみ。

アップライトピアノの固定

3階建て木造住宅の3階。このピアノの手前に奥さんが寝ている。
足にはインシュレーターを敷いてあるが、硬い樹脂なのでフローリングとの間では滑るのでノンスリップシートを敷いた。上部は左右の壁の裏の間柱の位置にアイプレートをねじ止めし、荷締めバンドをぐるっと回し、バックル部でカチッと止めた。窓側には本棚があり、挟まれる格好なのでこれはL型金具で固定。
2015年12月 マンションにてワークショップの後希望戸には手伝って家具固

キッチンの危険性

 流し台に立つ奥さんのすぐ後ろに固定されていない冷蔵庫、食器棚、電子レンジがある。直下地震ではとっさに逃げ出せるかどうか。
 「少し体も弱ってきたので、今のうちにやっておきたい。」との奥さんの依頼で食器棚はL型金具で固定。冷蔵庫は奥のかべに間柱がなく、両側にクサビを打って固定。奥の電子レンジは台をマジックテープで壁に止めたうえでノンスリップシートを敷いて落下防止をした。食器棚と冷蔵庫も下にノンスリップシートを敷いて。

 最近のマンションでも対面キッチンが主流なので同じ危険がある。

 こちらの戸は少し離れていて挟まれないが、冷蔵庫が走り回ることになる

間柱が離れた位置にあるので、板材を差し渡してネジ止めし、それにアイプレートを取り付け、結束バンドを冷蔵庫の取っ手に通して引っ張った。背面の隙間には発泡スチロールのブロックをかませて。
食器棚は梁との間にスタイロフォームのクサビを打って固定。地色は青なのだが、奥さんが壁紙を貼って色合わせをされた。外すときのことを考えて、上下別々に貼ってある。
本棚もスタイロフォームのクサビで固定。
 
   旦那さんにノコギリでクサビをきってもらっているところ   
 寝室のタンス二棹は梁とのすきまが7cmくらいで狭いので木のクサビで固定。これも旦那さんにやって頂いた。
 こちらは管理組合の防災委員さん(女性)
                            手助けされている姿が様になっている。            
下部には安定板とその下にノンスリップシートを敷いている

窓際のパソコンラックの固定。
かなりな重量なので、地震時は窓を突き破りそう。
キャスターはキャスターホルダーをはめて移動防止。上部は壁の間柱と窓枠にアイプレートを取り付け、ワイヤーとターンバックルで引っ張った。
ガラスの飾り棚の固定。
壁面にマジックテープで簡易固定の予定だったが、重量が100kg程あったので、梁との間にスタイロフォームのクサビを追加。
左は打ち込んでいる様子。
飾り棚はネジを打てないことが多いのでこの方法は便利。
化粧はこちらの奥さんの方でやってくれるので壁紙材料のみ買って頂いた。
2015年9,10月 台車に冷蔵庫とオーブンを載せて転倒落下防止の体験講習





埼玉県マンション居住の女性より本棚をネジジャッキで固定の参考例

 3.11には被害なかったものの心配なのでかねてから懸案だった本棚の固定に取組んだ。DIYには経験無く、不安だったがこのサイトを参考にしながらやって見た。
 梁下との間(隙間18.5cm)にネジジャッキをかけた     アジャスターボルトはM12*120mm 台座は75mm角材を使用

天板の段差の調整にはノンスリップシートを重ねた
台座の穴あけに12mm の木工用キリを使ったらネジがせって回らず、15mmでやりなおし。電動ドリルではどうしても少し傾くので
                     余裕を見ておくことが必要だった。
底にはストッパーを滑り止めシートを敷いて差し込み。最初食器用の網目シートを使ったが、重量のある家具底に敷くとつぶれて余り効かないことが解ったので、ノンスリップシートに変更。

 化粧カバーはプラスチック段ボールをカットし、裏側にカッターナイフで切りこみを入れ、折り曲げて囲った。
市販の突っ張り棒などの転倒防止具は大きくて存在感があり、見た目的に抵抗がありました。周りの方たちにきいてみても「地震対策が必要なのはわかるけど、見た目がどうも・・・」という方が多かった。ネジジャッキなら小さくて目立たず、囲うことも出来る。これなら皆も取り組んでみようという気になるのではないでしょうか。


 完成!  見た目に殆ど目立たない

 コメント:この化粧カバーは接着もビスも使わず、差し込んでおくだけなので点検にも便利ですね。私も何軒か      段ボールに補修用壁紙を貼ってコの字型の枠にして差し込んであげたことがあります。「細かいとこ      ろまで気を使ってくれてありがとう」と言われたのですが、やってもらった方は外して見る事はしな      いのではと心配になり、「毎年の防災訓練の日には触って緩んでないか見て下さいね」と頼みました      。自分でやられた方は間違いないのですが、よそをやってあげた場合は一言添えてあげて下さい。
  埼玉は3.11には地域により震度4~5強、マンションの2階にお住いなので倒れなかったのかもしれないが、次の首都直下東京湾北部地震では埼玉は震度6強と想定されている。この方は、自宅をやった後、家具も多く小さい姪御さんもいるお姉さん宅を手伝いに行くそうで、頼もしい限り。

腰高くらいの低いタンスの固定のしかた

頭を接着系の転倒防止アングルで止める。
もちろん先に下部つま先にノンスリップシートを敷いてから。
奥の壁の下際にある幅木にアングルで木ネジ止めをする。
手が入りにくいのでやりにくいですが、頑張ってください。

家具転倒防止―経験交流サイト

管理者:篠原 進
メールアドレス
r-shinohara@coral.broba.cc

自分でやってみようと思う方でサンプルを送って欲しい方はメールでお問い合わせください。
困っている例、うまくいった例などもお寄せください。

湯沸しの固定

電気ポットの台座をマジックテープでテーブルに固定しておく。
去年の3月11日午後2時46分はちょうど沸騰していたところだったが
これのおかげであわてないですんだ。
地震の時だけでなく、ふだんの子供の火傷の防止や、お年寄りのコードひっかけ
対策にも必要。
時々はずして掃除する器具にはマジックテープは使い勝手がよい。

オーブントースターの固定

後ろの柱か壁にマジックテープを貼って止める。写真はトースターをはずして
掃除するところ。柱に白く見えるのがマジックテープ。
電子レンジは重いので10cm*20cm位必要。
*忘れてました。後ろに熱風の排気口があるので壁との間に隙間をあけて取り付け
 なければいけません。背面下部に二つの凸型の出っ張りがあり、かべにべったり
 くっつかないように出来てますので、そこにマジックテープを貼ればよい。
 なければ小さなお菓子の空き缶でも間にはさんでもよい。
 相手の壁は台所用の不燃ボードであることを確認のうえで取り付ける。

テレビの固定とテレビ台のストッパー

テレビの足には粘着マットを貼って固定したが、載せている台はキャスターがついている。
時々移動して掃除するため、固定はしにくい。
それでさしこむだけで移動を防止できる"キャスターホルダー"というものを買ってきた。
プラスチックで1個105円のもの。ネット通販にもある。(メーカー:内村キャスター)
但し、そのままでは床とのあいだでつるつるすべるので、ノンスリップシートを馬蹄形に
切り抜いて強力接着剤で底に貼りつけてから使用した。
摩擦係数が2・5位あるのでまず滑らない。
    
    テレビ台の下の黄色いものが差し込んだキャスターホルダーです。
    掃除するときは両脇に引き抜く。
    念のため自分がこの台に腹ばいになって乗っかり、両足で思いっきり壁をけってみた。
    ぐっと効いて、少しもすべらなかった。
    重さと同じだけの地震力が水平に働く位の揺れがあるときには車輪がホルダーを乗り越える
    かもしれないが、部屋の中をテレビ台がごろごろ好き勝手に動き回るようなことにはならないだろう。

東京湾岸マンション家具転倒防止出張手伝いーその1 タンス

この手前に寝ており、不安なので天井との間にティッシュペーパーの箱をはさんである。心もとないまま今まできていた。
奥につけ鴨居があるので、それにアングルで固定することにした
左のチェストは鴨居からかなり離れているのでワイヤーにターンバックルをつけて引っ張った。。
                           

東京湾岸マンション家具転倒防止出張手伝いーその2 冷蔵庫 

冷蔵庫の固定に突っ張り棒を使用していたがこの前の地震で歪んでぐらぐらしている。こんなものかとあきらめ半分。
今回、梁との間にくさびを打ち込んで固定。梁の下半分は化粧ボードなので強度がなく、板をかませて打ち込んだ。
                           

東京湾岸マンション家具転倒防止出張手伝いーその3 冷蔵庫 

冷蔵庫が奥まったところにあり、固定ベルトはつけられない。粘着系の固定具を付けたとしても掃除のときなどにははずせそうにない。
ちょうど上に梁が通っているので、有り合わせの木箱を台にしてネジジャッキで押さえた。
                           

ハイチェスト(1.5m位のタンス)をどう固定するか

梁や天井との間がかなりあり、突っ張り棒では心もとない。つけ鴨居もないのでアングルでビス止めも出来ないので困る相手だ。
これまで下部にノンスリップシートを敷き、下部奥奥の幅木にアングルでビス止めをし、頭の裏側を接着系の固定具で止めていた。
先の地震ではこれでも大丈夫だったが、東京直下地震ではどうか?と思って先日、思いっきり揺すってみたら頭の接着は壁紙ごとベリッと
はがれた。これではダメ。角材を寸法を測って切り、頭にネジジャッキを付けて、梁下との間にかけた。これで思いっきり引っ張ってみたがびくともしなくなった。つま先のスベリ止めと梁との間でせりもち構造ができて、効いたということだ。
                           

テレビボードの固定   東京湾岸マンション出張手伝いーその4

テレビの足には粘着マットを敷き、テレビボードの下部にはくさび型の安定板を敷いて壁にもたせかけるようにしていたが
3月11日地震のとき奥さんはテレビを見ていて、ボードごと倒れかかってきたのであわてて必死で抑えたとのこと。
今回、突っ張り棒の最短のもの(23cm~)を買ってきて、梁の下との間に横向きにセット。下部の安定板はフローリングとの間では滑りだすのでノンスリップシートを左右両端に追加して敷いた。
これで上の押さえと下部のつま先との間で踏ん張る迫もち構造ができたことになる。

ダイニングテーブルの滑り止め

重さ約50kg。脚部4か所にノンスリップシートを敷いて滑り止めとした。
両足で踏ん張って思いっきり押しても滑らないことを確認。
東北沖大地震の時は敷いてなくても滑らなかったが、東京直下地震、あるいは東南海地震の長周期地震動ではどうか。テーブルが
滑って飛んできて壁との間にはさまれては困る。但し掃除のときは動かすから、固定は不便なので性能の良い滑り止めにした。
このシートはフローリングとの間での摩擦係数が2.5位あったので、50*2.5=125kgまで押されても動かない。余程の大地震動でも大丈夫だろうと思う。

食器棚のくさびによる固定

もとは古本をはりとの間3cmの隙間にギッチリ詰めたのだが、一週間たって触ってみたらスルッと抜けた。本は時間がたつとかさが縮むのだった。アングルを木ネジ止めしたが、相手の木が割れが入って、心もとないので、くさびを打ち込みなおしたもの。そのあと地震が来た。食器棚はびくともしなかった。とびらはマグネットキャッチになっており、本体がグラつかなければ開かず、中の食器も異常なかった。
直下地震ではどうか?扉のマグネットキャッチの保持力をバネ計りで引っ張ってみたら片側3kg、両側で6kgだった。食器を5kg以上詰め込まなければ、飛び出すことはないだろう。地震の揺れで鋼球が動いてロックがかかる耐震キャッチも買ってきたが、マグネットキャッチのついている扉には使えない、食器棚が3度以上傾いた時(上部が10cm動くことになる)に働くという説明なので、それではほぼ倒れかかった時に作動するということになる。まずは本体がグラつかなければよいとした。

     冷蔵庫のくさびによる固定

 冷蔵庫の背面には移動防止用のストラップをつける取っ手があるが、新規住宅かリフォームで特に取り付け用下地を作っておいてもらわないと、普通の人には奥まった隅のほうに細工することは不可能に近い。
 上部に収納棚がなく、天井まで大きく開いている場合は両側面にくさびを打って固定することができる。
 上部近くにはりか収納棚があれば冷蔵庫の頭両端にくさびを打って止めてやる。もちろん下部の固定用アジャスターボルトは引き出してしっかり踏ん張らせる。
これも、もとは古本をはさんでおいただけだったが、一週間でスルッと抜けたのでくさびに変えたあと、地震がきて、少しもずれなかったもの。

 

テレビのグラつき防止のサポート

テレビの落下防止用のストラップも売られているが、粘着系ジェルは垂直面の壁には向かない。ましてや壁紙相手ではくっつかない。壁との間にサポートをとるのに身近にある材料をつかって取り付けてみた。ラップの芯のはしにコルクでふたをして両側にマジックテープを貼って壁とテレビの上の方のあいだに差し渡した。マジックテープの接着面は壁紙にもよくくっつく。掃除するときにはずして、終わった後またくっつけるのも簡単。
この辺になると、小学生のみなさんの出番です。マジックテープのかみ合う固定力は1平方cm当たり1kg位でした。テレビの重さが25kgなら、5cm*5cmのものが必要。安全のため、それを左右につける。なお念のためかなり強く手で引っ張って確かめてみて下さい。
言いたかったことは、ストラップでは後ろむきには揺れる、揺れると反動で大きな衝撃がかかり、それで粘着材がはがれる。揺れ始めないようしっかりした相手、壁にくっつけておくのが一番安全だということ。他の重量のある家具の固定に当たって大事なことをテレビの固定で練習のつもりでやってみるとよいと思います。                             

首都防災ウイークにて

・テーブル代わりに見立てた座卓にノンスリップシートを敷いて子供たちに思いっきり押してみてもらい、動かないのを実感した うえで、お家に帰ったらすぐやるようにと、全員に4枚ずつ持ち帰ってもらった。
・3歳くらいの子供連れのお母さんは3.11の地震の時、リビングに居て赤ん坊を抱いてうずくまったが、テーブルの方が滑ってき たのであわてて子供を背後に置きなおして、止めたとのこと。壁との間に挟まれたら大変だった。
・小学校高学年の子は、その日その時間、教室に居て、「教壇が滑ってきた。」とのこと。先生にも渡してくれるようもう1セッ トと、ピアノの車輪止めも、持って行ってもらった。
・その他、家具の固定をやろうとしている人には、頭をおさるだけでなく、下部爪先の滑り止めと併せて初めて効くと説明。
 *子供たちの防災クイズラリーの分のシートは、趣旨を話して賛同いただいたメーカーから提供頂いたものです。

同上 墨田戸建てのお家に取り付けに行く

・耐震補強・リフォームをしたばかりのきれいに片付いたお家だが、冷蔵庫は階段下の奥まったところにあり、固定しようががなかった様だ 。下部のストッパー(アジャスターボルト)を引き出して止めた上で、側面にくさびを打ち込んで固定。合わせ面にはノンっスリップシー ト。左側の壁との間には位置決めの角材を、同じく、ノンスリップシートをはさんでセットしてある。
・その他、電子レンジはマジックテープでかべにとりつけて飛び出し、落下防止。
     机はノンスリップシートを敷いて、小タンスはマジックテープとシートにて、姿見もラップの芯とマジックテープで、テレビ台の     キャスターにはキャスターホルダーをとりつけ。
     材料費:ノンスリップシート 780円、マジックテープ 600円、角材 480円、キャスターホルダー 240円、
     交通費:バスと電車 500円
     合わせて 3000円を頂いた。

しばしば動かす小物家具(ラックなど)を結束バンドで簡易固定の例

・タオル入れで重さ15kg位なので危険は小さいが、地震時には出入り口が塞がれて慌てる場合がある。かといってアングルで固定したり粘着マットでくっつけたりすると、普段の掃除にはやっかいだ。リユースタイプのバンドは爪を押すとスルッと抜けて取り外せ、掃除のあとは又差し込んで固定できる。壁にぴったり押し付けられる場合にはマジックテープでもよいのだが、壁と距離がある場合にはこのタイプが使いやすい。今回工事18戸ではタオル入れ、ラック、パソコンラック、仏壇等50箇所位の簡易固定にこれを使った。特に乳幼児のいる家庭では、小物といえども日常の危険要因になるので、念入りに対策をした。
・結束バンドと付着ベースは配管や電線工事に広く使われている工業製品で、一台分で\100位と安いが、20~30kgの荷重に耐えられる。20kg 位までの小物の転倒・落下防止に は十分使える。木、化粧合板、ビニールクロスにはよく付く。ザラザラした壁の場合には付きにくいので、その場合は建材用の両面テープを先に貼って、その上に貼る。また は木材下地にビス止めをして使う。安いのでやり直すのにも気苦労がない。はがすときは端にナイフを入れてそこに台所の中性洗剤を含ませたスポンジの水をたらしてゆっく りはがせば、壁紙を破らないで済む。

しばしば動かすキャスター付家具の移動防止対策

・一般的に家庭で使われているキャスターはナイロン樹脂製で、ストッパーを掛けて地震で揺れると軽く滑ってしまう(フローリングでもじゅうたんでも)。移動防止用のキャスターホルダー(写真の黄色いU字型のもの)は一ヶ120円でとても便利なのだが、ポリエチレン製で滑りやすいので、ノンスリップシートを底面に貼りつけて使用。車輪4ヶにセットすると重さ10kgに対して水平方向10kgf で引っ張っても滑らなかった。手前側2ヶでは8kgf まで耐えた。今回工事18戸ではダイニングワゴン、袖机、テレビ台、ラック、パソコンラック、ベッドなどのキャスター付家具の移動防止に50箇所程に取り付けた。横から差し込み、動かすときは引き抜くだけなので楽に出来る。
・但し、腰をかがめて行うので毎日あるいは一日何回もやるのには無理があり、週一回掃除するときとかが限度だろうと思われる。所定位置まで運んで一動作でロックと解除が 出来る方法はないか。今回は子供用3段ベッド(最下部引き出し式)でこのことにぶつかった。病院のベッドや医療機器ではこの問題は緊急の課題で、Eディフェンスでの実験 も行われ、報告もされているが日常使用の容易さと地震時のための固定との矛盾は残っている。自動車・タイヤメーカーも参加して技術・経験を出してくれれば、前に進むと 思うのだが、、、。待っているわけにいかないので、一般家庭人としてすぐ出来そうな対策として右側の写真のように、スポンジゴムを一枚はさんでノンスリップシートを敷 いてみた。所定位置にこれを敷いておくとキャスターが乗ると沈みこんでグリップ力が上がり、荷重の1.2倍までの水平力に耐えられた。全体としての摩擦係数(グリップ力 )1.2となる。タイヤで言うとノーマルタイヤから氷に強いスタッドレスタイヤに履き替えたような効き方。ちなみに面圧は1~3kgf/㎠で無理のないグリップ力が発揮され  た。タイヤの適正空気圧みたいであまり大きいとゴム表面がへたって滑る。車輪の表面が製造コストと耐久性の制約があって滑りやすい凍結した路面のようであることが避け られないのなら、替りに路面の方をグリップ力のあるタイヤ状に変えてやることでスリップ事故を防ぐことになる。
・なお、じゅうたん床ならスポンジ代わりに沈むので、シートを引くだけで良い。またフローリング床にシートだけでも0.8位のブレーキにはなる。

2014年3月 湘南 家具固定  18戸で家具数126  平均7/戸 部品・材料費 \5,000~\10,000 だった。

  
ママ友連で家具固定中。鏡台をマジックテープで壁に固定(脱着容易)。右は冷蔵庫をワイヤーとターンバックルで、食器棚をくさびで固定したところ。
  
戸建、高齢夫婦世帯。食器棚はまことに危ない。背面壁奥に隣室への引き戸があり、10cm隙間をあけて固定するのに角材を介してワイヤーとターンバックルで固定。奥の冷蔵庫は発泡スチロールをかませて、くさびを打ち、奥のかべの間柱にアイストラップを取り付け、結束バンドで固定。
  
市営住宅、老老介護世帯。寝室ベッド脇に大きなタンス。発泡スチロールトロ箱を天井との間に置いてあったが、隙間があり、自分でも役に立たないと思っていた。壁にぴったりとつけて、付鴨居にピートンをねじ込み、ワイヤーとターンバックルで固定。
食器棚の背後はふすまの開口なので、板材を左右に2枚たてに差し渡してそれにアングルで固定。ワゴンラックはキャスターホルダーで転がり防止のうえ、結束バンド(リユースタイプで随時はずせる)で食器棚に止めた。
電子レンジ台は時々掃除に動かすため、壁にマジックテープで止め、レンジの底にはノンスリップシートを敷いた。
  
マンション、老老介護世帯。認知症の進んだおじいさんの寝室の大きな仏壇とタンスが心配で呼ばれた。息子さんがつけてくれた突っ張り棒が全部で14本あったが、「すぐ緩んじゃうのよねー」と。天井はコンクリートで丈夫なのだが、手で引っ張るとすっと外れた。窓枠・野縁にピートンをねじ込み、ワイヤーとターンバックルで固定。おばあちゃんの寝室のタンスも付鴨居との間でワイヤーを掛けた。こちらは壁との間に5cm 程の隙間が出来るので、がたつきをなくすために背側にくさびを差し込んだ。付鴨居は強度に限度があるので衝撃荷重を避ける目的。このほかタンス1、食器棚、冷蔵庫を固定。
おじいさんは初め「あの突っ張り棒はどこへやった?」と言ったりしてたが終わりごろには「丁寧な仕事をなさる」とおばあちゃんに言ったそうだ。しっかり見られていたんだ。「老人ホームに入るほかないかなとも考えたのだけれど、ここで最後まで面倒見ようと決心したんです。」というおばあちゃんの最後まで自立して生きるプライドの持ち方を聞いて、呼ばれて良かったと改めて感じた。材料費\6,300と交通費¥5,300、それにもらった蕨もちを食べながら湘南海岸を戻る道すがら、「ああ我々も後10年経てば同じく困難な状況になるんだな。今のうちに先の人達を手助けすれば、どう備えるべきかがわかる。そういうことだ。」と。
  
戸建、夫婦二人。旦那さん70才位か。食器棚と冷蔵庫はおくさんにも手伝ってもらい、リビングボードは間柱の位置探しを旦那さんにやってもらった。乗った所で自分の書斎の机のすぐ後ろにあって倒れてくるともろにつぶされそうな大きな本棚を、自分で固定してもらった。天井に板を貼って、くさびを打って効き具合を試してもらって納得。

戸建、老老介護、子孫同居。認知症のおじいさん、寝たっきりをおばあちゃんが介護している。食器棚は、背後を電線が通っていたので、それを幅木の上に止めた上で壁真近まで寄せてアングル固定。冷蔵庫は壁との隙間に発泡スチロールのブロックを介して結束バンドで固定。寝室のタンスは柱からワイヤーとターンバックルで固定。壁との隙間5cm には角材をはさんでがたつきをなくした。上の衣装箱が滑って落下しないよう、ノンスリップシートを敷いた。その他仏壇、本棚、中くらいのタンスなど全部で7点。作業中昼時、優しく声を掛けながら食事をさせているのが聞こえてきて、心温まる一日だった。

ピアノの固定。電子ピアノは軽いので、脚にノンスリップシートを敷いて滑り止めとし、上部背面を壁に脱着可能の結束バンドで固定。壁にネジを打てない場合に下部幅木にアイストラップを取り付け、荷締めバンドを回してピアノ横に接着した結束バンドの輪っかに通して引っ張ることも出来る。
アップライトピアノは重量200kgを超すので、脚の車輪の受け皿の下にノンスリップシートを敷いた上で、壁にアイストラップを取り付け、荷締めバンドを回してバックルをカチッと止める。荷締めバンドは二本セットで\600位。金具は\300~600位。写真に無いが、グランドピアノはノンスリップシートを敷いた上で、車輪にワイヤーを掛け、幅木に取り付けたアイプレートとの間でターンバックルで引っ張った。その場合で\2,000位。

2014年7月 三陸被災地仮設住宅の談話室 冷蔵庫の転倒防止と電子レンジの落下防止

  
手順
・冷蔵庫下部手前にあるアジャスターをねじ込んで、車輪が動く状態にし、壁から10cm 位引き出す。
・発泡スチロールブロック(厚み5cm)の前後に建築用両面テープを貼り、冷蔵庫背面両側に取り付け、壁に寄せて10秒ほど強く押し当てる。
・アジャスターを引き出し、少し持ち上げ気味にセットした上で、リフターで浮かしてノンスリップシートを敷く。(これで冷蔵庫は壁にもたれかかるので 両面テープが剥がれなくなる。)
・壁の間柱を捜してピートンかアイストラップを取り付ける。(取っ手の位置と少し外れていても構わない。)
・左右の取っ手の穴と金具を結束バンド(強度55kgのもの)二本で強く縛り上げる。
・電子レンジの4本の脚の下にノンスリップシートを敷く。手が入りにくい位置なら手前二か所でも良い。
この方法はベストとは言えないが、実際上奥まった場所で出来る限度に近かった。(仮設住宅に限らず、被災地でなくこちらでも。)作業時間は30分程。

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