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家具転倒防止―経験交流サイトのホームページは自分でやってみた家具転倒防止対策をお知らせしています。参考になればご自分でやってみて下さい。これで大丈夫と納得できたら、周りの困っている人たちにも声をかけて手助けをして広げて下さい。(連絡下されば、手伝いに行きます。これまで個人・防災のグループ・自治会などで200軒程になります。)
また、やってみた結果を報告くだされば、このサイトの参考例に追加し、充実させてゆくようにしたいと思います。
マンションでは(戸建木造住宅の場合も)、L字金具でそのまま壁に固定できないことも多く、状況に合わせて様々な固定具を使って工夫した例を「寄せられた参考例」に、また試行錯誤の結果を下記資料に要約したのでお使い下さい。
 topics
      ネジを打たないで家具を固定する3つの方法 ビラへのリンク
      リーフレットへのリンク
        パンフレットへのリンク
        使用機材と概略購入価格へのリンク
        各種転倒防止具の保持力の目安へのリンク
        GLボンドへの家具固定ネジの保持力とネジ要領
        転倒危険度診断表へのリンク
        家具形状(L/D比)による必要保持力へのリンク
        各戸家具転倒防止調査・診断・施工書式

マンション 食器棚のクサビ固定の例             木造戸建て 食器棚 ワイヤー+ターンバックル
          

マンション 本棚を壁にマジックテープ固定      マンション リビングボード マジックテープ固定
                               
 マジックテープを使っての目立たない固定の仕方は、ビラ「ネジを打たないで家具を固定する3つの方法」に。
    


来歴news

2019年1月
・年末に"はてなブログ”のお二人から本棚をクサビ固定された写真を見せていただき、クリスマスプレゼントをもらったような気分になりました。        auientさんの使われた滑り止めシートは網目状スポンジ(食器など軽いもの用)が縮んでクサビが緩んだのでしょう。小野マトぺさんの使ったノンスリップシートが正。次はお子さんの部屋を防衛基地に、その次は親御さん宅をと頑張って下さい。
・ご高齢者宅に伺うと、生活動線以外全て物で埋まっており、地震が来ると即、埋まってしまう状態があるが誰一人つぶされないで済むようにすることはできるか?「熊本地震における警察の救助活動に関する調査分析―警察庁web発表」第3章1)全体 建物内閉じ込め100現場 生存125人 心肺停止22人          この内、層崩壊(一階がぺしゃんこ)建物では生存48人 心肺停止22人だが       層崩壊を伴わない建物では生存77人 心肺停止 0人          1階には寝ないようにするべきか、しかし生活スタイルを変えるのは難しい。 2)閉じ込め空間パターンによる生存・心肺停止の分析表によれば落下してきた二階の床・梁等と寝場所の床との隙間が50cm 以上あった場合は殆ど皆生存してしている(高いベッドに寝ていて挟まれた例はあるが)。              50cm以上というとチェストやテーブルや机の高さだ。家具を大切にしてきちんと固定してやればそれが生存空間を作って命を守ってくれるのだと思う。引き続きこのような方向で家具転倒防止を進めてゆきます。                
2018年11月 はてなブログ
・auientさんへ 6月5日のブログで親切なご紹介ありがとうございます。ご自宅の本棚を段ボールを挟んだだけだったのからスタイロフォームの対向クサビに変えて、しっかり固定しなおされた例を写真に載せられていました。         クサビの向きが反対で、強い揺れでは抜ける可能性があります。下半分のクサビは奥側が高くなるようにおいてやるのが正。そうすると本棚が前に倒れようとすると余計に締まることになります。マサカリの抜け止めのクサビも、抜けようとすると締まるのと同じ。                             6月からブログを見て10名ほどの方がこのサイトにアクセスされており、向きが反対のやり方で施工されて、地震時クサビが抜けて倒れては困るので一言。   auintさんへのアクセスの仕方がわからないので、ここでお伝えします。
2018年10月
・ネットでこのサイトを見た横浜の大規模住宅団地のマンションの防災委員さんからの依頼で 家具転倒防止の実地講習に行く。                  寝室でタンスに囲まれて寝ておられる老老介護世帯の家具を委員のみなさんと一緒に止めて回って、10箇所を3時間ほどで終わる。ネジは一本も打たず、クサビとマジックテープと結束バンドで行い、費用は\6,300だった。「参考例」に写真。   この後、防災訓練・安否確認と合わせて家具転倒防止を進めてゆくとのこと。
2018年7月
・中高層マンションの自治会で家具転倒防止活動を再開。6月に大阪北部地震があり、先に実施したお家から「やっておいてよかった。」との声が寄せられたため。 大阪ではブロック塀と本棚の下敷きになって亡くなられた方がいた。”後で花束を捧げるのでなく、先に揺すれ!” 揺すれば倒れるのは解って直しただろうと思う。自分がこれまで伺ったお家でも絨毯や畳の部屋の家具は前が沈んで半分倒れかかっていることが多く、まず揺すって見せてから作業に取り掛かるようにしている。  大阪地震では以前に学校から防災点検を依頼された防災士さんが「このブロック塀の危険性は指摘していたのだが、残念」と悔やまれていた。自分は、ことが起きた後、後悔したくないので、講習会をやった後必ず例え50人のうち一人でも二人でも、お家まで行って転倒防止を手伝うようにしている。東北の地震・津波で後悔でなく、行動で生き抜いた釜石の子供たちに習って一歩前に踏み出すべきと思う。
2018年3月
特別養護老人ホームの依頼で居室の小家具を簡易固定。衣類を引き出そうとしてタンスごと倒れて挟まれることがあったため呼ばれた。高さ1.2m以下なら安全という基準で選定されたようなのだが、軽いものだけにかえって歩行の不自由な方が手をかけると倒れて下敷きになりやすい(幼児が引き出しに乗ってタンスごと倒れる事故と同じ構図)。かといって掃除や配置換えのことを考慮すると金具でがっちり固定することもできないし、突っ張り棒は天井に届かないのでどうしたものかと困っていたとのこと。                             小タンス2個はマジックテープにて、テレビと小冷蔵庫は結束ベースとバンドにて、小さな仏壇はマジックテープで壁に簡易固定。費用は¥1,810だった。
2017年11月
地区防災イベントに出展、その後、地元の都営団地自治会の依頼で家具転倒防止の講習会と依頼のあった数戸に伺って家具固定を行った。スペースが限られ家具に囲まれての生活なので固定しなければ安全な空間はない。都営住宅の耐震診断・改修は終わっていて建物は安全としても、中はまだ殆ど手が付けられていないようだ。都内56万戸の公営住宅も似たような条件だし、その気になればすぐできることなのだけど、、、、。内容は「寄せられた参考例」に。
2017年8月
・中小型家具では圧倒的にマジックテープで壁に貼り付ける方法が多かったので、「ネジを打たないで家具を固定する3つの方法」ビラにまとめました。    
2017年3〜7月
・この間、高層マンションの自治会の家具転倒防止で40戸ほどをお手伝い。   中小家具(チェスト・ボード・本棚など)の殆どはマジックテープで壁に貼り付け、テレビやラックはベースを壁に貼って結束バンドとワイヤーで引き付けた。大型のタンスのそばで寝ておられる場合にはクサビ固定や壁紙裏のGLボンドにネジ止め。ピアノもGLボンドにアイプレートをねじ止めし、荷締めバンドで固定。どうやらマンションの家具固定の難しいところをクリヤーできたようだ。        壁紙の強度には限界があり、プラスチック薄板を建築用両面テープで張り、補強の上でマジックテープや結束バンドベースを取り付ける方法に改良した。    
2017年2月
・夜間に地震!その瞬間に全電源が落ちて真っ暗になってしまう感震ブレーカー(瞬時遮断型)設置はあなたと家族の命の危険をもたらします。倒れてくる家具から身を守り、あるいは倒壊しかける家屋から我が子を抱えて飛び出す、その10秒程は「命がけの10秒」です。この間はまだ電気は来ており照明はついている。これをいきなりブツンと切るなんて、とんでもないことだ。            この後、電柱が倒れ停電したら避難するときにブレーカーをおとして出れば、電気復旧時の火災は防止できる。最初の10秒を生き残らねば避難も消火も出来ない。ただ、留守宅からの出火をどう防ぐかの問題は残るので下記の方法をとる。    仕事・出張、旅行などで留守にする時は戸締りをして鍵をかけて家を出る。それと同じように感震ブレーカーをオンにして出る。戻ってきたらオフにする(家に人が居る間は命のために決して作動しないようにしておく)。この使い方を簡易型の感震ブレーカーのおもり式とバネ式2タイプでやって見ました。ちょっとした細工で出来る事がわかったので「寄せられた参考例」に写真を載せます。すでにつけられた方も自分と家族の命のためにぜひ手直しを。手伝いますので。
2017年1月
絵画額縁の簡易固定                           高層マンションでの「家具転倒防止実習講座」の後、「絵をたくさん飾ってあるがブラブラ揺れてガラスが割れそうで心配なので見て欲しい。」と言うお家に自治会防災委員の方たちと伺う。工具箱と材料を詰めたキャリーバックを引いて行った。少しけげんな顔をされたのだが、後でお茶の時間に「すぐやってもらえるとは思ってなかった。ここが危ない、あそこはこうしなさいと言って帰るものだと思ってたので。」とのこと。                             作業は発泡樹脂版をくさび型にカットしたピースを額縁の両下端に両面テープで貼り、マジックテープで壁に簡易固定するだけなのですぐ終わった。姿見も同じ方法で固定。掛け時計もこの方法が便利。写真は「寄せられた参考例」に。
2016年12月
年末年始に実家に行ったら、ぜひ仏壇の転倒防止を!             家具転倒防止の実践講習に来られたおばあちゃんの頼みでお家に行く。寝間の脇の大きなタンスはL型金具とワイヤーで固定。頭の方には中位の仏壇があるのだが「ネジが打てないので止められないでしょう?」というので、砂壁に建築用両面テープを合わせてベースを貼り付け、結束バンドで固定した。他にもこれまで行った一人暮らしになられたおばあちゃんは大体、仏壇の旦那さんの遺影の前に寝ているが足を向けて寝るわけにはいかないので仏壇が頭を直撃する最も危険な位置になっている。思い出を語らいながら寝るのだろうから、私は位置を変えるべきと言う立場にない。出来るだけの対策をしておけば神戸や熊本の倒壊家屋で生き残った方の証言記録にいくつかあるように、崩れてくる天井を仏壇が支えて身を守ってくれたという事になるかもしれないし。
2016年9月
・熊本地震で被災された方々の仮設住宅入居が始まり、高齢者等のお家での困りごとの手助けに行く。ベッドからお風呂まで行くのに足りない手摺を追加したり、調味料を置く棚がなく突っ張り棒タイプの簡易棚をつけたり、背丈の小さいおばあちゃんが洗濯物を干そうとして縁台から転落しそうなので低い物干竿を追加など「人の転倒防止」傍ら冷蔵庫などの「家具転倒防止」も簡易ながらやってきた。道具・材料・やり方は同じようなもの。バリヤフリーと事前防災は一つの事。参考例に写真。     
・新聞記者の取材依頼に「ねばならない調の記事でなく、実際の現場ですぐできるという様子を書いてほしい。」と頼んで、記者同行で都内の7・5・3才の子供のいるお家の家具固定に行く。冷蔵庫・食器棚・テレビ・子供部屋の本棚などを固定。「うちの中を走り回るのでいつ倒れるかハラハラしてる。」とのこと。「子供の安全対策」と地震対策も一つの事。窓際のテレビの簡易固定を参考例に。
2016年8月
・中高層マンションの家具転倒防止でチェスト類は殆どマジックテープで簡易固をしたのだが、一部寝室の壁がGLボンド貼りの石膏ボードでそこにタンスがあり、それをL型金具で固定するのに一苦労した。若いお母さん方がこれから自分でやられる時の参考資料を渡す必要があって、サンプルを20個ばかり作りネジを各種200本ほど打ち、引き抜き耐力テストを行った。50〜100kgf程度の結果で、木の間柱と同等程度の保持力が見込めた。脆く割れやすい材料なので、ネジ打ちにコツがいるが、やればすぐのみこめると思う。マンションの家具転倒防止のネックになっているのに業界からは殆ど報告がない。簡易テストだが目安として参考に「GLボンドへの家具固定ネジの保持力とネジ打ち要領」をリンクに上げました。
2016年6月
・福岡の83歳の女性から「家具転倒防止の新聞記事を読んで、やりたいのだがどうすればよいか?」と連絡あり、部品と工具を送った。人手は地元で捜してみるとのことで区役所、シルバー人材センターに行ってみたが受けおらず、次に近くの工務店さんに相談したらすぐやってくれた。親切で安く丁寧。ご近所にも声を掛けてみた所、高齢女性一人暮らしで体調をくずしておられる方も一緒ににやってほしいとのことで、ベッドの脇の大きなタンスを固定してもらったとお手紙あり。立派。・同じく新聞記事で地元大田区の戸建の女性より依頼あり。22か所。軽い本棚等はマジックテープ、重い食器棚等はL型金具、グランドピアノは金具とワイヤーで床固定等。ピアノは「寄せられた参考例」に写真を載せました。        ・地元の中高層マンションの自治会の依頼でワークショップ後、主に高齢の希望宅10戸ほどを家具転倒防止。防災委員やお友達の若いお母さん方が6人ほど助手になって手伝い、次の日にはもう殆ど自分たちでワイワイ声掛け合いながらやれるようになった。楽しい事この上なし。主役はこの人たちに移りつつあると感じた次第。
2016年4月
・地震の続く中.九州の子供3人のお母さんからの緊急メール。家具転倒防止グッズが品切れで困っているようだ。このサイトに載せた材料は汎用部品なので、上手に使えば、同等以上のしっかりした転倒防止が可能。頑張ってください。      倒壊した家屋でも何とか直撃を避け、生存空間を確保して逃げ出すのに役立ってくれている事を願うばかりです。
2016年3月
・この間、何軒かの家具転倒防止に伺った中で、足の不自由な方のおられる老老介護世帯では心配な家具を全部対処したので1日一杯かかって22箇所になった。小さな子供のいる家庭と同じで、湯沸しなどの小物まで対処するとそうなる。保温式電動ジャーはちょこちょこ持ち運ぶので固定しにくいが、その対処例を「寄せられた参考例」に。                                 区の社会教育講座のイベントに二件呼ばれて、ワークショップ形式で家具固定の様々な方法を触って体験してもらった。、後で希望する方にはお家へ手伝いに行くということで、3階建て住宅に伺う。3階にピアノがあってそばに奥さんが寝ていおり、反対側には本棚がグラグラしている。これも「参考例」に。
2015年12月
・12月5日日比谷コンベンションホールで開かれた「マンション防才コンテスト 」(RC77-東大生産技術研究所・目黒研究室「防災ビジネスの体系化に関する研究会」主催)最終審査発表会にて、上記写真の「梁下と家具の間に打ち込む対向クサビ」が応募120件の中から最優秀賞を受賞。目黒公朗先生より賞状と賞金20万円を渡された。選考理由は、安価で確実に家具を固定することが出来、誰にでも出来る汎用性があること、直接命を守る考案であることなど。もう少し幅広のクサビにして安定させることなど改良を加えて広く世間に使われるように展開することなどを付託された。日本地震工学会の会長でもある先生に言われると少々気が重いが、実践で応える他ない。                             ・ちょうど地元のマンションで年末の大掃除の時期に合わせて家具固定のワークショップの依頼があり、このために幅広クサビの材料として断熱材として使われる「スタイロフォーム」の厚さ100mmのものを賞金を使って仕入れた。この材料なら梁下との隙間を測ってその長さにノコで切り、それを斜めにカットすれば一対のクサビが出来る。実践講座の後、希望の戸には手伝いに行くが基本は自分でやるということで4戸施工。このクサビはサクサクと固定が出来、満足のゆくものだった。マンションのキッチンでは調理台に立つ奥さんのすぐ後ろに食器棚と冷蔵庫があり、揺れたらまともに挟まれてしまう配置が殆どである。「地震!と感じたら、すぐリビングに逃げればいいかと思っていたのだけど、段々体も弱ってきてとっさに逃げられない。やるなら今だと思って参加しました。」と少し年配の奥さん。この状況は大半の家庭にある命がけの危険。詳しくは「寄せられた参考例」に。 
2015年10月
・横網町公園での町会の防災訓練で80名位の方に台車上の冷蔵庫とオーブンを揺らしてもらった後、転倒落下防止のやり方を説明し、帰ったらすぐ実行してもらうよう、ノンスリップシート等を渡す。下地探しのセンサーなどの道具は町会で一式そろえて貸し出し、手伝い合うのが良いねと言う声が出た。           ・葛飾立石緑地公園での環境と防災イベントにもこの台車を出して40組位の親子に揺らしてもらった。とっさの時の判断が出来るようなるべく実物に近いもので感じとってもらえたらと思って用意したもの。台車は貸し出し可能です。イベントなどで使ってみようと思われる方は、参考例に写真を載せておきますので見て下さい。
2015年9月
・墨田区横網町公園・東京都慰霊堂にて第三回首都防災ウイーク開催。台車に冷蔵庫とその上にオーブンを載せ、50戸位の方に思いっきり揺らして見てもらった。固定した冷蔵庫は少しも動かず、載せたオーブンの脚にはノンスリップシートを敷いたので、ずれ落ちる事もなかった。シートは持ち帰ってもらって家で即実行。他、「L型金具で壁に止められないチェスト家具をどうしたらよいか困っている」という奥さんには下部に敷くシート+ストッパーと上部裏壁に貼りつけるマジックテープを差し上げた等々。 地震対策を何とかしようとはするものの、途中で止まっている方が多いことがよくわかった。
2015年7月
・災害時要援護者宅へ消防署の防火・防災診断訪問に同行して家具転倒防止を奨める。棚の上の不安定な仏壇(ローソク灯明が灯っている)があったり、地震が来れば家財に埋もれてしまいかねないような状態も見られた。手助けの必要な方ほど「ひどくてとても見せられない」と遠慮されるので、「皆同じですよ」と言って上げてもらった。見せてもらえた家は皆、区の補助で転倒防止工事を行うことになった。要援護者宅は地震時周りに助けを呼べるところまでは自分で備えておくことがどうしても必要なので、その初めの一歩。
2015年4月
・埼玉県の女性から本棚をネジジャッキで固定した参考例を送って頂いた。きちんと固定された上、目立たないよう化粧カバーで覆われている。「周りの方々に聞いてみると、耐震は必要だけど突っ張り棒の見た目がどうも・・・というのでこれならやって見ようと思ってくれるのではないか」とのこと。寄せられた参考例に追加
2015年1月
・この間いくつかの地域で家具固定の実践セミナーに呼ばれる。町会の会館の家具を実際に固定する作業を皆で一緒に行った。このために用意した資料ー今すぐあなたが出来る家具転倒防止の実施例ーをリーフレットともう少し詳しいパンフレットにまとめた。併せて「これで本当にだいじょうぶか?」と言う問いへの返事として「各種家具固定方法・器具の保持力の目安」などの資料(pdf)も載せたのでリンクしてお使いください。
2014年9月
・墨田区横網町東京都慰霊堂にて第2回首都防災ウイーク開催。家具固定ブースでテレビの転倒防止をラップの芯、マジックテープ、結束バンドを使って30組位の親子連れにやってもらう。身近なことなので、皆真剣そのもの。やりながらの会話で3.11には「孫は子供部屋に居て、本棚が倒れてきて危うくつぶされるところだったが反対側に中タンスがあって、それに引っかかって止まった。」「2階のタンスが階段を転げ落ちて玄関を塞いで出られず、近所の人が来て開けてもらった。」など危機感のある話。この方たちはその後すぐ行動に移って、自分で家具固定をしたが幾分心もとないところもあるので、聞きに来たもの。実施例の写真をまとめた小冊子”家具固定レシピ”をお渡しした。来年の冊子にはこのような方々の実施例が載せられればみんなの役に立つと思う。
2014年7月
・三陸被災地に一週間行き、仮設住宅の冷蔵庫などを中心に11戸ほど家具転倒防止を手伝う。あらゆる生活用品が上に載せてあるのは、津波を免れた家でも変わりなく、こちらの状況とも同じ。地震時はそれらが降ってきたのだろう。「散らばったものを片づけてから、さて外はどうなっているのだろうと玄関を開けたらドッと津波が入ってきた。」とのこと。”その時”目の前の散乱物を片づけて落ち着こうとするのは人情。普段に転倒防止を自分でやることで”心の転倒防止”をしておくということか。家具転倒防止と津波避難の関係を実地確認。冷蔵庫の固定と上の電子レンジの落下防止のやり方を「寄せられた参考例」に。
2014年3月
・神奈川湘南地域の市民団体の依頼でマンション・戸建て18戸の家具固定を行う。津波避難のためにも最初に家具固定が必要。マンションではママ友連がワイワイ言いながら自分たちでとりつけてくれた。また、老老介護世帯も多く、「ここで最後まで生きる」と言うプライドをかけて懸命な方々であり、手助けをしてくれる相談窓口が切に求められている。対処した内容は「寄せられた参考例」に。
2014年1月
・昨年末、近隣の住宅区域の家具転倒・移動防止モデル事業の手伝いで戸建・マンション計18戸の家具固定を工務店さんと一緒に行う。対処家具数は300 に上った中で既に何らかの対策をしてあったものは8箇所だが、間柱から外れている等で効いていないなどもあり、残ったのは2箇所のみ。墨田の130戸中「やってある」と答えたのは6戸で、それも「気休め程度」と言っていたのと変らず、本当の地震対策になるような「家具転倒防止ー実施率」は数%にも満たないのが実情ではないか。  しばしば動かすラック等の移動防止に取り外しの容易なリユースタイプの結束バンドは便利で数多く使った。また、キャスター付の小物家具の移動防止にはキャスターの滑り止めも50箇所程使った。「寄せられた参考例」に使い方を例示。
2013年9月
.「関東大震災90周年・首都防災ウイーク」(墨田横網町公園・慰霊堂にて一週間 )に”家具転倒防止体験コーナー”を出展。親子連れなど130戸程来場、かぐの転倒・移動防止 についてやり取り。「ぐらっときたらテーブルの下に」というそのテーブルが滑ってこないよう、ノンスリップシートの効き具合を体験してもらい、家に帰ったらすぐ手始めにやれるよう、全戸に持って帰ってもらう。間に地元の方の依頼でお家に行って、電子レンジ、冷蔵庫、机、小タンスなど固定。参考例に。
2013年8月
.「各種家具固定方法・器具の保持力の目安について」ー資料をまとめる。震度7にどの位の安全率 が見込めるか、選定、組み合わせ、移動防止のための滑り止めの摩擦係数など。
2013年5月
.食器棚、冷蔵庫のくさびによる固定、ダイニングテーブルの滑り止め、テレビ転倒 防止例追加。
2013年3月
・ネジジャッキ台座の商品化をアジャスターボルトのメーカー、八幡ネジに去年依 頼したものがNET楽天市場「YTショップ」にて「板付高ナット」として発売され た。これならホームセンターでツーバイフォー木材の端材(100円)を買って木 ネジで止めるだけで作れるので、日曜大工があまり得意でない人でもガッチリし た家具転倒防止具ができる。部品なので使用法、説明がついていないため、勝手 に「つくりかた」「取り付け方」に記述。提携関係にあるわけでもなんでもない ので文章責任は私にあります。                      ・くさびについてはまだどこも商品化の動きはない。現在ホームセンターで斜めカ ットを頼むと1カット500円かかるので、1.8mの材料より高い。端材コーナーに サービスでくさびもそろえてくれるとありがたいのだが、、、。      
2013年2月
・すみだ防災・耐震補強フォーラムに協力参加出展。主にマンション住民10戸程 度転倒防止器具提供。子供連れのお母さんが本棚の固定のためとか冷蔵庫の固定 に困っていたとかの相談が多く、ネジジャッキとくさびを差し上げた。    ・テレビボードの固定例、冷蔵庫の固定例を「寄せられた参考例」に追加。 
2012年12月
東京湾岸のマンションに家具転倒防止の出張手伝い例。ハイチェスト家具固定例。
2012年11月
背の低い家具、家電製品などの飛び出し、移動対策の参考例を追加。
2012年10月
第6回日本耐震グランプリ 選考委員特別賞受賞。各地防災活動団体と交流。
2012年7月
家具転倒防止ー経験交流サイトを立ち上げ。
2012年6月
耐震補強や家具転倒防止活動のためのNP0法人 東京いのちのポータルサイトに参加 (2018年4月まで)
2011年3月11日
東京は震度5強で対策済の戸は被害なし。未対策戸で家具転倒。救援と片付けがてら余震に備えて家具転倒防止を追加して行う。
2010年12月
マンションで展示説明会、30戸転倒防止。お年寄り宅等は手伝って取り付け。
2010年8月 
自宅の家具転倒防止をする。市販のもので間に合わないものは自分で作る。

  URL http://www.kagutenntoubousi.com

家具転倒防止―経験交流サイト

管理者:篠原 進
メールアドレス
r-shinohara@coral.broba.cc

自分でやってみようと思う方でサンプルを送って欲しい方はメールでお問い合わせください。
困っている例、うまくいった例などもお寄せください。

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